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USDAが2026/27年度世界綿花在庫を2018/19年以来最低と予測、生産量5.5%減、価格は前年比15%高

USDAの2026年6月綿花世界市場・貿易速報は2026/27年度の世界生産量を1億1600万梱と予測し前年比5.5%減、世界在庫は2018/19年以来最低、在庫使用比率は2010/11年以来最小の見通し。ICE綿花先物は6月下旬にポンド当たり約78セントと前年比15%高、2026/27年度には90セントに達すると予測されている

食料· active 誰の金か·暮らしはどう変わるか ·7 論調 · ·rbtfl 更新 2026年7月6日
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報道の分かれ

同じニュースを、各国のニュースルームがどう伝えたか。引用は出典つきで原文にリンク。

United States

USDA Foreign Agricultural Service

“2026/27年度の世界綿花生産量は1億1600万梱と予測され、在庫は2018/19年以来最低、在庫使用比率は2010/11年以来最小となる。”

US government primary source; the definitive monthly production, trade, and stock forecast for world cotton原文を読む ↗

United States

Cotton Inc. Monthly Economic Newsletter (June 2026)

“2026年6月のICE綿花はポンド当たり約78セントと前年比15%高、2026/27年度の引き締まりにより価格は90セントに向かうと予測される。”

Industry body serving US cotton producers; monthly price and demand analysis with mill-use and futures data原文を読む ↗

United States

WWD / Sourcing Journal (June 2026)

“2026年6月の綿花価格圧力はバングラデシュとベトナムのアパレルサプライチェーンに波及しつつある。”

Apparel trade media; perspective from textile and fashion supply chain on upstream cotton price pressure原文を読む ↗

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まとめ

USDAの2026年6月綿花世界市場・貿易速報は2026/27年度の世界綿花生産量を1億1600万梱と予測し、前年比660万梱(5.5%)の減少となる。2026/27年度の世界在庫は2018/19年以来最低と予測され、在庫使用比率は2010/11年以来最小と予測される。紡績量は約1億2180万梱と予測され、アジアの繊維市場での需要回復に支えられた6年ぶりの高水準となる。2026年6月下旬のICE綿花先物はポンド当たり約78セントと前年比約15%高となっている。USDAとテキサスA&M大学の農業経済学者は、在庫の引き締まりに支えられ2026/27年度の価格はポンド当たり約90セントに達すると予測している。生産量の減少は主要生産国の複数に分散しており、面積と単収がともに前年比低下し、天候主導ではなく構造的な縮小であることを示している。

見方の差異

米国綿花生産者協会と農業経済学者は2年連続してポンド当たり80セント近くで推移した後の改善を強調し、価格が85セント以上を維持すれば2027年の栽培サイクルで米国南西部の面積が拡大する可能性を示している。バングラデシュ、ベトナム、パキスタンの繊維・アパレル産業団体は綿糸の主要輸入国として、価格動向がエネルギーと人件費上昇にすでに直面しているアパレルメーカーの利ざやを圧迫していると警告しており、一部の投入材買い手はポリエステル混紡への転換を進めている。世界最大の綿花消費国である中国の紡績工場は、予測される90セント水準で先物ヘッジを行うのではなく現在の価格で期間延長しているとされ、先物カーブに投機的な要素を加えている。

数字で見る

  • 1億1600万梱、2026/27年度の世界綿花生産量予測
  • 660万梱(5.5%)、2025/26年度からの生産量減少幅
  • 2018/19年以来最低の在庫(絶対水準)
  • 2010/11年以来最小の在庫使用比率
  • 1億2180万梱、2026/27年度の紡績量予測(6年ぶり最高)
  • ポンド当たり約78セント、2026年6月下旬のICE綿花価格(前年比15%高)
  • ポンド当たり約90セント、USDA/TAMUの2026/27年度価格予測

なぜ重要か

綿花市場の在庫使用比率が多年ぶりの低水準に向かう中、繊維需要が増加しており、2010年前後以来最も引き締まった需給バランスが形成されている。米国、インド、ブラジル、中国、パキスタンなど綿花生産国にとって、価格上昇は収入機会をもたらす一方、食品関連の繊維コモディティが目に見えるインフレ要因となり得るという政治的リスクも伴う。5.5%の生産量減少は、戦略的な在庫では補えない規模でグローバルなアパレルサプライチェーンに影響を与えるのに十分だ。

今後の注目点

  • 2026/27年度の栽培期に米国綿花の面積が拡大し生産量の不足を部分的に補えるか
  • 2026/27年度の中国綿花輸入量と国内・輸入供給のバランス
  • ICE綿花先物が予測される90セント水準に達するか、またその価格が価格敏感なアパレル市場で需要破壊を引き起こすか
  • USDAの2026年12月生産更新による1億1600万梱予測の修正

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