欧州オメガ熱波が5日目に突入、スペインで212人死亡
欧州オメガ熱波が5日目に突入、スペインで212人死亡
木曜日にフランスの4分の3が赤色警戒下に。英国は6月の観測史上最高気温35.7度を記録し、3億8000万人のヨーロッパ人が30度超の猛暑にさらされる
概要
オメガ型ブロッキングパターンが西ヨーロッパ上空に熱ドームを5日間閉じ込めている。フランス気象局(メテオ・フランス)は6月24日、南西部ピソスで44.3度を記録し、1947年以来の最高値となった。赤色警戒は金曜日の正午まで全国の4分の3に及ぶ。スペインの公衆衛生研究所は日曜日から水曜日にかけて熱波関連死を212件計上した。フランスでは川で涼もうとした48人が溺死し、子供2人が車内で死亡、フィニステール県の変圧器故障により約3万8500戸が停電したままだ。英国気象庁は6月24日に35.7度を記録し、観測史上最高の6月気温となった。フランス、スペイン、ドイツ、オーストリア、スイス、ルクセンブルクが赤色警戒下に置かれている。
なぜ重要か
メテオ・フランスはフランスで約1万5000人が死亡した2003年の熱波との状況の類似を明示的に指摘している。EU送電網は夏季需要のピークにある一方、AIデータセンターの電力需要も季節的最大値に達している。フランスとドイツではすでに需要対応措置が発動されている。穀物とブドウの熟成期における農業分野の熱ストレスは秋の収穫量に影響する。
注目すべき動向
- 金曜日正午に終了する現在の赤色警戒期間を超えてオメガ型ブロッキングパターンが継続するかどうか
- 家庭用冷房とAIセクター需要の複合負荷下でのEU送電網の安定性
- スペインとフランスの累積死者数(EUの熱波緊急プロトコル改定に影響する)