南アフリカのPICガバナンス危機が拡大。内部告発者がゴドンクワナ財務相の理事会介入を告発し、取締役6名が辞任
内部告発者が7月21日、南アフリカの公共投資公社のガバナンス危機を議会に持ち込んだ。エノク・ゴドンクワナ財務相がパトリック・ドラミニCEO停職をめぐる理事会の決定に介入しようとしたと申し立てた。その後、取締役6名が辞任し、3兆ランド超の政府年金資産を運用する国家ファンドの先行きに一層の不透明感が生じている
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概要
南アフリカのPICガバナンス危機は7月21日、内部告発者が大臣による介入の申し立てを直接議会に持ち込んだことで深刻化した。この申し立ては、ゴドンクワナ財務相がPICのCEOパトリック・ドラミニの停職をめぐる理事会の決定を覆そうとしたとするものだ。大臣と理事会の対立を受けて取締役6名が辞任した。PICは南アフリカの政府年金資産3兆ランド超を運用しており、アフリカ最大の機関投資家の一つだ。ブルームバーグは別途、ゴドンクワナがPIC会長を解任する計画と報じた。ドラミニの最初の停職は7月に、理事会への内部告発に続いて行われた。ガバナンス上の懸念については詳細は伝えられていない。
なぜ重要か
PICはアフリカ大陸最大のファンドマネジャーであり、南アフリカの公務員年金貯蓄の主要な受け皿だ。現職の財務相が理事会の懲戒手続きに介入したとの申し立てと取締役6名の離任が重なることは、何百万人もの公務員の退職後の安全を支えるファンドのガバナンスに疑問を投げかける。この問題は南アフリカが外国からの資本流入を誘致しようとしているまさにその時期に浮上した。
注目点
- 内部告発者の申し立てに対する議会の反応と正式な調査が開始されるかどうか
- ゴドンクワナがPIC会長を解任するというブルームバーグの報道が確認されるかどうか
- ゴドンクワナ財務相の行動についてのANC(アフリカ民族会議)の公式見解