北朝鮮の金与正、ASEANの非核化要求を「愚かで馬鹿げている」と一蹴、地域フォーラムでロシアがDPRKの核保有を擁護
北朝鮮の最高指導者の妹で政策の要職を担う金与正は7月27日、ASEAN地域フォーラム(ARF)の朝鮮半島非核化要求を「愚かで馬鹿げている」と切り捨てた。これはロシアがフィリピンで開かれたARF年次会合で北朝鮮の核保有を擁護してから数日後のことで、金与正はこの要求が米国支持の立場を反映しており、平壌は決して受け入れないと述べた
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概要
北朝鮮で2番目に権力を持つとみられる金与正は7月27日、ASEAN地域フォーラム(ARF)が慣例として求める朝鮮半島非核化への呼びかけを「愚かで馬鹿げている」と一蹴する声明を発表した。アジア太平洋の安全保障を議題に毎年開かれるARFは、今回の共同コミュニケにも非核化の文言を盛り込んでいた。この反発は、North Koreaの核兵器をロシアがフィリピンで開かれた同じARF会合で擁護してから数日後のことで、多国間の場でロシアが公然と平壌に外交的な援護を与えるという異例の場面となった。金与正は、この要求がUnited States支持の立場を反映しており、北朝鮮は決して受け入れないと述べた。
なぜ重要か
北朝鮮の拒絶とロシアによる多国間フォーラムでの核姿勢擁護という二重のシグナルは、ARFや広くアジアの外交が非核化対話を復活させようとする今後の取り組みを複雑にする。ARFでのロシアの公的な支持は、平壌の予想通りの反発よりも重要だ。それまで全会一致で維持されてきた非核化の文言を掲げる地域機関の内部で、北朝鮮の核保有に大国としての正当性の一端を与える形となったからだ。その文言を最低限の基準として依拠している東南アジア加盟国は、これを維持するか軟化させるかという圧力に直面する。
注目点
- ロシアの介入を受けてASEANのいずれかの加盟国が非核化の文言から公然と距離を置くかどうか
- 中国がARFにおけるロシアとDPRKの連携にどう反応するか(中国は両関係のバランスをとる役割を担う)
- 朝鮮半島に関するARF共同声明の文言が次の会期に変わるかどうか
- KCNAが発表した金与正声明の全文。平壌がASEANへの外交姿勢を再定義しようとしているかどうかを示す可能性がある