ウクライナ無人機、ロシア国内1500km地点のオレンブルクガス施設を攻撃し唯一のヘリウム工場を炎上させる
ウクライナ参謀本部、オレンブルクガス処理複合施設への夜間攻撃で火災が発生、衛星通信センター2か所も攻撃と発表。施設はロシアのミサイル向けヘリウムとロケット燃料用エタンを生産
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Summary
ウクライナ軍は6月24日の夜間作戦で、前線から約1500km後方にある南ウラル地域のオレンブルクガス処理複合施設を攻撃した。ロシア唯一のヘリウム生産施設を持つ同施設で火災が発生した。同時に、ウクライナ参謀本部がロシア最大の地上衛星通信複合施設と表現するモスクワ近郊のドゥブナ宇宙通信センターと、ウラジーミル州の第2のセンターも攻撃した。オレンブルク施設は液体燃料ロケットの誘導システム向けヘリウムと、固体燃料および火薬の主要成分であるエタンを生産している。
Why it matters
ロシア唯一のヘリウム工場の破壊は、国内で迅速に代替できない軍需産業の重要投入材を断ち切る。オレンブルクはまたロシア天然ガスパイプライン網の重要拠点でもあり、オレンブルク・ノヴォプスコフパイプラインはカザフスタンからのガスを西方へ輸送する。一連の攻撃はブレント原油価格の下落による輸出収入の減少とも重なり、ロシアの財政をさらに圧迫する。1500kmへのウクライナの到達能力の実証は、ロシアの産業分散の戦略的コストを高める。
What to watch
- オレンブルク施設の停止期間とヘリウム輸出契約への影響
- ウクライナのエネルギーインフラに対するロシアの報復の頻度
- オレンブルクのパイプラインネットワークを通じたガス流量の遮断または迂回の有無