コカイン生産が過去最高、エクアドルの港が密輸の大動脈に
最新のUNODC統計で世界生産量が3700トン超。欧州向けコカインの最大80%がエクアドルの港を経由、ペトロ大統領はUNの監視を拒否
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概要
世界のコカイン生産量は最新のUNODC統計で記録的な約3708トン、使用者数は2500万人に達した。コロンビアがその中心で、潜在生産量は25万3000ヘクタールのコカ畑から2664トンに達し、10年連続の増加だ。密輸ルートは海上に移行している。世界の海上コンテナで検出されたコカインの約30%がエクアドルの港から発送されており、欧州向けコカインの最大80%がエクアドルを経由すると推計されている。2026年6月のグアヤキルでの「アレス」シリーズ作戦はコンテナ輸出モデルを浮き彫りにした。一方、Gustavo Petro大統領は2026年1月にコロンビアがUNODCの生産量推計を拒否すると宣言し、自国の警察が栽培56.9%減を主張するという統計戦が展開されている。
数字で見る
- 3708トン、記録的な世界コカイン生産量(最新UNODC統計)。
- 2664トン、コロンビアの潜在生産量。コカ畑25万3000ヘクタール(10年連続増)。
- 約30%、世界のコンテナで検出されたコカインのうちエクアドルの港から出荷された割合。
- 最大80%、欧州向けコカインのうちエクアドルを経由すると推計される割合。
- 56.9%、コロンビア国家警察が主張する栽培減少率(UNODCと異論)。
なぜ重要か
コカインは世界で最も急成長している違法薬物市場であり、その暴力は南のエクアドルに波及し、港湾貿易の拡大とともに殺人率が急上昇した。ペトロ大統領のUNO監視拒否は、記録が過去最高に達したまさにそのタイミングで独立した基準値を失わせ、世界的な実態把握を困難にしている。
注目点
- コロンビアのUNODCモニタリング撤退が世界データセットを劣化させるか。
- エクアドルの港湾セキュリティ強化作戦とコンテナ検出数の変化。
- 欧州の入港地(アントワープ、ロッテルダム)とオーストラリアやアジアへの延長ルート。