トルコのEEZ法案がギリシャとのエーゲ海対立を再燃させる
全14条の法案はエルドアンに200カイリのEEZ宣言を認め、島々に完全な大陸棚を認めない;アテネはUNCLOS違反だとし、デンディアスは「修正主義」を警告
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要約
トルコの与党・公正発展党(AKP)は海洋管轄区域法を推し進めている。全14条の法案で、Recep Tayyip Erdoganに最大200カイリの排他的経済水域(EEZ)の宣言を認め、島々は本土の海岸と対等に大陸棚を生じさせないという主張を成文化するものだ。黒海と地中海では12カイリの領海を設定するが、エーゲ海では6カイリを維持し、アンカラはギリシャによるいかなる拡大にも反対している。ギリシャはこの動きを、アテネが批准しアンカラが批准していないUNCLOS、および1923年のローザンヌ条約に照らして違法だとしている。国防相ニコス・デンディアスは、エーゲ海東部のアガソニシ島から「修正主義」を警告した。キプロスのEEZも影響を受ける。最近の緊張緩和の間は静かだったギリシャとトルコのエーゲ海をめぐる対立が、再び開きつつある。エルドアン、新たな東地中海エネルギーブロックを「幻想」と切り捨て、トルコ包囲の意図だと非難を参照。
数字で見る
- 14、海洋法案の条文数。
- 200カイリ、エルドアンが宣言する権限を持つEEZ。
- 12カイリ対6カイリ、トルコの領海の限界(地中海・黒海対エーゲ海)。
- 1982年、UNCLOS、ギリシャが批准、トルコは未批准。
- 1923年、ローザンヌ条約、アテネの主権の拠りどころ。
なぜ重要か
最大限の海洋権益の主張を国内法に成文化することは、NATO加盟2国が冷却させてきた対立を硬直させる。エーゲ海を挟んで重装備の部隊が対峙し、領空侵犯や海軍の追尾が日常化するなか、一方的なEEZ宣言は、NATOとEUを巻き込む誤算の確率を高める。
注視すべき点
- 法案がトルコ議会を通過し、エルドアンが実際にEEZを宣言するかどうか。
- ギリシャおよびEU・国連の法的な反対申し立て。
- エーゲ海での上空飛行、調査、海軍による事案のエスカレーション。