欧州議会、トルコの法相に制裁を求める年次報告を可決
381対107で可決した厳しい報告書がイマモウル事件を理由にアクン・ギュルレクを名指し、アンカラは『敵対的プロパガンダ』と反発
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概要
欧州議会は6月17日、年次トルコ報告書を381対107(棄権171)で採択した。報告書は2018年以来加盟交渉が実質的に凍結されていると認定し、司法の独立性の低下を指摘、イマモウル事件を象徴的事例として挙げた。報告書はEUグローバル人権制裁制度に基づき法相アクン・ギュルレクを対象とした制限措置を提案し、報告担当者は「トルコの欧州への道は政治犯の釈放から始まる、ドローン工場ではない」と述べた。アンカラはこれを「誤情報」「敵対的プロパガンダ」として拒絶した。採決はCHP党首の裁判所命令による解任とイマモウル裁判と同時期に重なり、Recep Tayyip Erdoganとの防衛・移民協力が続く中でもブリュッセルの立場を硬化させている。
数字で見る
- 381対107、報告書を採択した票数、棄権171。
- 2018年、EPが加盟交渉が実質凍結されたとする年。
- 1名、制裁対象として名指しされた閣僚、法相アクン・ギュルレク。
なぜ重要か
議会は制裁を勧告できるが科すことはできない。報告書の力は政治的なものであり、防衛・エネルギー・移民でアンカラを必要とする加盟国に向けてトルコの方向転換を文書化する。現職閣僚を名指しすることで修辞的な緊張を高めるが、エルドアンが依存する実利的な関係は変わらない。
注目点
- 理事会や加盟国が制裁勧告に基づいて行動するか(可能性は低い)。
- アンカラが移民・防衛協力を梃子に反応するか。
- イマモウル裁判の展開に連動するEPのフォローアップの有無。