イタリアの財政赤字は3%近辺に低迷、メローニはEUの監視下に置かれたまま
DFP 2026が成長見通しを引き下げ、過剰財政赤字手続きの早期終了への期待を打ち砕く
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要約
閣僚理事会が承認したItalyの「財政公文書(DFP)」2026年版で、経済相Giancarlo Giorgettiは2026年のGDP成長率見通しを+0.6%に引き下げ、財政赤字を約2.9%(広義の指標では約3.1%)と見込んだ。これにより、当初期待されていたEU過剰財政赤字手続きの一年前倒し終了は実現しないことが確定した。2026年の債務残高はGDP比138.6%と予測されている。この財政的な締め付けは、2027年予算に向けた減税や年金関連措置の選択肢を狭める。Giorgia MeloniはEUが引き続き「監視下」に置くと判断したことを「不当な扱い」と呼んだ。これはGDP比5%の防衛費支出というNATOの目標とも重なっており、連立政権が見直しを提案していたこの目標とメローニ、早ければ2027年4月のイタリア早期選挙を検討をめぐる思惑とも絡み合う。
数字で見る
- +0.6%、2026年のGDP成長率引き下げ後の見通し(+0.7%から下方修正)。
- 約2.9%、2026年の財政赤字(広義の指標では約3.1%)。
- 138.6%、2026年のGDP比債務残高予測。
- 約2.8% / 約2.5%、2027年 / 2028年の赤字経路見通し。
なぜ重要か
赤字が3%近辺に留まることでイタリアはEU手続きの対象に留まり、早期選挙の可能性を前に有権者受けする減税や年金改革のための余地が縮小する。ブリュッセルとNATOがともに防衛費増額を求める中で、この財政的な制約はメローニの予算編成と選挙のタイミングを双方向に縛る。
注目点
- 2027年予算がこの制約の中で減税を盛り込めるかどうか。
- NATO5%目標に対する連立政権の立場。
- イタリアが2026年中に過剰財政赤字手続きを終了できるかどうか。