ベルリン・プライド攻撃の容疑者、警察に射殺。ドイツのメルツ首相、容疑者が監視対象でなかった理由の説明を求める
7月26日にベルリンのクリストファー・ストリート・デイ(プライド)の群衆に車両で突入し1人を死亡、29人を負傷させたイスラム主義との関与が疑われる21歳の容疑者は、ベルリン郊外の市民菜園まで追跡され、ナイフで警察官に向かってきたため射殺された。ドイツのフリードリヒ・メルツ首相は政府として行動を誓い、なぜ容疑者が情報機関の監視下に置かれていなかったかを公に問いただした
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概要
7月26日、ベルリンのクリストファー・ストリート・デイ(CSD)プライド祝典の会場に男が車両で突入し、1人が死亡、29人が負傷した。ドイツ当局は容疑者の21歳男性について、イスラム主義との関与が疑われると説明した。警察は数時間に及ぶ追跡の末、ベルリン郊外の市民菜園で容疑者を発見した。容疑者がナイフで警察官に向かってきたため、警察は発砲し射殺した。フリードリヒ・メルツ首相は、なぜ容疑者が投獄されていなかったか、または情報機関の監視下に置かれていなかったのかを公に問いただし、連邦政府として行動を誓った。ブルームバーグは、メルツが安全保障上の失敗をめぐる圧力にさらされていると報じた。CBSニュースは容疑者を21歳のアブドゥル・バルートと特定した。
見方の分かれ
報道は警察の作戦をめぐる経緯と政治的責任をめぐる経緯に二分された。英語の国際メディア(CBC、NBC、PBS)は警察の作戦結果を主軸に置いた一方、ユーロニュースとブルームバーグはメルツの政治的対応と監視の失敗という角度を前面に出した。ドイツ語の主要媒体がフィードにないことで、メルツの正確な発言が原語で引用されておらず、攻撃に対する右派または野党の反応も現時点ではフィードに入っていない。
なぜ重要か
Germanyのクリストファー・ストリート・デイはヨーロッパ最大のプライド行事の一つで、首都中心部で開催される。イスラム主義を動機とする車両攻撃がそこで発生したことは、ドイツの国内安全保障の仕組みと、投獄されていないイスラム主義関係者の監視体制に深刻な問題を突きつける。メルツが自らの安全保障機構に公然と異議を唱えたことは異例であり、政治的余波を見越して先手を打ったと読める。攻撃は、ドイツが移民政策と国境安全保障法制をめぐって議論している最中に起きた。
注目点
- ドイツ内務省またはBKAによる容疑者の詳細、情報機関が把握していたかどうか、なぜ監視されていなかったかの開示
- ドイツ議会が攻撃への対応として監視法や国外追放法の改正を審議するかどうか
- イスラム主義グループからの犯行声明(本稿掲載時点ではフィードに掲載なし)
- ベルリンの将来の大規模イベントの警備体制への影響