SIPRI:欧州の輸入急増とロシアの崩壊で世界の武器フローが約10%増
米国が輸出の42%を占有。ドイツが中国を追い抜く。ウクライナは世界最大の武器輸入国
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概要
SIPRIの2026年3月の「国際武器移転の動向、2025年」は、欧州の需要に牽引され、世界のフローが10%近く増えたと明らかにした。米国は2021~25年の移転の42%を供給し(36%から上昇)、フランスが9.8%で2位、ロシアの輸出は64%減り、ドイツは中国を押しのけて世界4位の輸出国になった。ウクライナは世界の輸入の9.7%を占める単独最大の受領国で(2016~20年の0.1%から)、ポーランドと英国がそれに次ぐ欧州の輸入国だった。欧州の輸入は3倍以上に増えた。インドは2位の輸入国にとどまったが、ロシアから離れて多様化している。このデータは、ラインメタル、通常弾薬の生産でドイツが米国を追い抜いたと表明、RTX傘下レイセオンがウクライナ向けパトリオット迎撃弾37億ドルの取引を成約、欧州生産を拡大、中国の武器輸出が停滞、ノリンコの武器収入は31%減の背後にある調達の物語を裏づける。
数字で見る
- 約10%、世界の武器フローの増加。
- 42%、2021~25年の輸出に占める米国のシェア(36%だった)。
- 9.8%、フランスの輸出シェア(2位)。
- -64%、ロシアの輸出の減少。
- 9.7%、世界の輸入に占めるウクライナのシェア(最大の受領国)。
- 4位、中国を押しのけたドイツの新たな輸出国順位。
なぜ重要か
貿易は再び二極化した。米国の優位は深まり、欧州は最後の買い手となり、ロシアと中国は退く。それはあらゆる調達の見出しのマクロな枠組みだ。誰が売り、誰が依存し、誰が締め出されるのか。
注視点
- 欧州の輸入急増が、国内の生産ラインが拡大する中で持続するのか頭打ちになるのか。
- インドの供給者構成がフランス/米国/イスラエルへ移ること。
- 次のSIPRIトップ100生産者の収益(2026年後半)。