パキスタン、BLAとTTPが連携して攻勢をかける中で二正面戦争を戦う
BLAの「ヘロフ2.0」がバローチスターン9地区を攻撃し、軍はカイバル・パクトゥンクワ州でTTPと交戦。5月のクエッタ旅客列車への自殺爆弾攻撃で30人超が死亡し、国内叛乱が激化
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まとめ
パキスタンは二つの国内叛乱を戦っており、両者はますます連動して動いている。2026年1月30日、BLAは「ヘロフ2.0作戦」を発動し、クエッタ、グワダル、マストゥング、ヌシュキを含むバローチスターン州の少なくとも9地区を同時攻撃した。分析家によれば、タイミングは軍がカイバル・パクトゥンクワ州でTTPと交戦中を狙ったものだ。TTPの作戦は6月まで続いた。6月9日のムサ・ダーラ連邦警察哨所への攻撃、6月2日の北ワジリスタンでの車載自爆攻撃、5月9日のバンヌ警察署爆破がある。5月24日にはクエッタで旅客列車への自爆トラック攻撃があり、少なくとも30人が死亡した。この国内戦はTTPが支えているアフガン国境紛争と並行して続いている。
数字で見る
- 9、BLAの1月30日「ヘロフ2.0」で攻撃されたバローチスターン地区数
- 30+、5月24日クエッタ旅客列車自爆攻撃の死者数
- 2026年6月9日、TTPのムサ・ダーラ連邦警察哨所攻撃
- 6月2日、北ワジリスタン軍事哨所への車載自爆攻撃
- 2、同時進行する叛乱戦線(バローチ民族分離主義者+TTPジハード主義者)
なぜ重要か
民族分離主義のBLAとジハード主義のTTPが連携してタイミングを合わせることで、パキスタン軍はアフガン国境にも兵力を割きながら二つの戦域で同時に戦わざるを得なくなっている。グワダルとクエッタ鉄道への攻撃は、中パ経済回廊と国家のバローチスターンに対する統治力を脅かす。
今後の注目点
- BLAとTTPの作戦連携が本格的な協調に深まるかどうか
- バローチスターンでのCPECと中国権益を狙った攻撃
- 三正面を同時に維持する軍の能力
- アフガン国境戦争からTTPの補給・聖域へのスピルオーバー