エジプト中央銀行、政策金利据え置きでインフレ見通しを倍増
CBEは2会合連続で金利を据え置き、2026年のインフレ見通しを11%から16-17%に引き上げ、地域紛争とエネルギーショックを理由として挙げた
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概要
Egypt中央銀行は翌日物預金金利19%、貸出金利20%の政策金利を2会合連続で据え置き、2026年のインフレ見通しを従来の11%から16-17%へと引き上げた。ほぼ倍増となったこの改定は、「継続中の地域紛争」による供給側の圧力、為替レートの動き、財政調整を理由に挙げる。CBEはインフレが2026年第3四半期にかけて加速すると予想する。5月の年間都市インフレ率は14.6%で、食品・飲料は7.6%上昇と1年で最大の月間上昇幅を記録し、電力コスト上昇を背景に住宅・光熱費は40.4%上昇し、エネルギー輸入危機と直結する。ポンドは1ドル53ポンド近辺まで下落した。今回の改定は今年4-6%の利下げという従来予想を覆し、IMFプログラムと湾岸諸国の支援が抑え込もうとしているAbdel Fattah El Sisiの経済へのプレッシャーが増している。
数字で
- 19% / 20%、据え置かれた翌日物預金/貸出金利(2会合連続据え置き)。
- 16-17%、改定後の2026年インフレ見通し、従来は11%。
- 14.6%、5月の年間都市インフレ率、食品・飲料+7.6%。
- 40.4%、電力コスト上昇を背景とした住宅・光熱費インフレ。
- 約53ドル/ポンド、対ドルでのポンド下落。
なぜ重要か
倍増した見通しは、戦争とエネルギーショックが生活コストに直撃した結果だ。利下げが遅れることで、エジプト国民はより長期の生活費圧迫に直面し、IMFプログラムのインフレ前提が崩れ、「外交が安定をもたらす」というシシの経済物語はレジで語りにくくなる。
注目点
- CBEが予測する通りにインフレが第3四半期に頭打ちとなるか、それとも上振れするか。
- ポンドの行方と新たな通貨圧力の有無。
- 次回IMFレビューでのインフレ経路の評価。