アルゼンチン上院、外国人土地売却条項を撤回しミレイの私有財産法を可決へ
アルゼンチン上院は2026年8月6日、ハビエル・ミレイ大統領が提出した私有財産不可侵法案を審議した。政府は大規模な抗議を受け、外国人によるアルゼンチン土地購入を認める条項を審議前に撤回した。議会外の衝突で3人が拘束、警察官2人が負傷した
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概要
アルゼンチン上院は2026年8月6日、ハビエル・ミレイ大統領が提出した私有財産不可侵法案の審議を開始した。この包括的な改革は、アルゼンチン法における財産権を強化し、非公式土地の権利化を簡略化し、土地所有者の収用保護を拡大するものだ。審議開始の数時間前、政府は外国人によるアルゼンチン土地購入を認める最も物議を醸す条項を静かに撤回した。社会運動、先住民団体、および国家主権を犠牲にした資源採掘を可能にするとミレイを批判した野党上院議員による抗議と強い批判を受けた措置だ。ブエノスアイレスの議会前では大勢の群衆が集まり、警察との衝突で抗議者3人が拘束、警察官2人が負傷した。議会内では、与党のラ・リベルタ・アバンサ連合が法案を委員会に差し戻す野党の動議を否決し、長時間の審議の末に修正版の採決が行われる見通しとなった。
見方の分かれ方
ラ・ナシオンなど親政府系メディアは、法案を待ちに待った投資保証として支持した。アヘンシア・プレセンテスなど進歩系メディアは2011年土地法と森林管理規則への脅威と断じ、外国人土地条項の撤回は当初の法案が外国人購入者向けに書かれた証拠だと主張した。アルゼンチン外から報じたペルーのラ・レプブリカは、外国人土地条項の撤回を地域の主権上の勝利と位置づけながら、ミレイが再提出を示唆していることも記した。
数字で見る
- 外国人土地条項: 審議開始前に撤回
- 議会前の衝突で抗議者3人拘束、警察官2人負傷
- 2009年: 法案が廃止する非公式土地権利化の基準年
なぜ重要か
外国人土地条項がなくても、法案の中核条項はアルゼンチンの非公式土地の扱い、収用、迅速な立退きの方法を大きく変える。成立すれば、ミレイ政権が外国投資誘致に利用する法的基盤となる、アルゼンチン経済が切実に必要とするものだ。上院での攻防は、外国人土地条項が政治的条件が整えば再び提出されることを示している。
注目点
- 上院での最終採決結果と修正付き可決の可能性
- ミレイが外国人土地売却条項を別の法案や大統領令で再提出するかどうか
- 先住民コミュニティと各州政府による司法審査請求
- 土地登記改革が長期居住の非公式居住者の大量立退きにつながるかどうか