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アルベマール

NYSE: ALB、世界最大のリチウム生産企業。ノースカロライナ州シャーロット本社、チリ・オーストラリアのブライン・硬岩資産を軸に積極拡張中

鉱物·エネルギー· ·4 論調 ·
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概要

アルベマール(NYSE:ALB)は世界最大のリチウム生産企業であり、ノースカロライナ州シャーロットに本社を置き、臭素特殊化学品と触媒でも主要なポジションを持つ。同社は電気自動車電池メーカー、石油精製業者、難燃剤市場向けに製品を販売する多角化特殊化学品企業であり、リチウム事業が主力部門となっている。世界有数のリチウム資産を保有する。チリのアタカマ塩湖(世界最大級のリチウム埋蔵量、アルベマールが40%の操業権益を保有)、西オーストラリアのグリーンブッシュス(49%持分、天斉リチウムとの合弁、世界最高品位のスポジュメン鉱山の一つ)、西オーストラリアのウォジナ(60%持分、BHPとの合弁)、ネバダ州シルバーピーク(米国本土唯一の稼働リチウム鉱山、2026年環境問題が未解決)だ。

歴史

アルベマールは1887年にバージニア州リッチモンドでバージニア・ケミカルの分社として設立され、1994年にニューヨーク証券取引所(ALB)に上場した。当初は難燃剤と触媒を製造していた。リチウムへの転換は2015年、ロックウッド・ホールディングスを62億ドルで買収したことで始まり、アタカマ塩湖のブライン資産とグリーンブッシュスの49%持分を獲得した。2022〜2023年のリチウム価格ピーク時に高値契約で大幅な利益を確保したが、その後2024年の価格急落(炭酸リチウム価格が2022年のピークから80%以上下落)により、同年は12億ドルの純損失を計上した。2025〜2026年は需要回復とともに価格が徐々に持ち直している。

現状

2025年第1四半期の純利益は3億1,900万ドル(前年同期比+672%)となり、価格回復後の回復を示した。ノースカロライナ州キングスマウンテン・プロジェクトは2026年3月に米国環境保護庁の記録決定を取得し、30万トンの炭酸リチウム換算容量に向けた硬岩採掘の連邦認可の障壁が取り除かれた。アルベマールはアタカマ塩湖の回収率向上に向け、チリ政府に31億ドルの直接リチウム抽出技術申請を提出している。ネバダ州シルバーピークの環境コンプライアンス問題は2026年も未解決のままで、拡張が制限されている。LME炭酸リチウムのベンチマーク価格は2022〜2023年のピークから大幅に低下しているが、アナリストはEV普及加速により2026〜2028年にかけて回復すると予想している。

関係

アルベマールはアタカマ塩湖でSQM(リチウム業界の主要競合でもある)と並行操業するが、独立した割当を持つ。グリーンブッシュス合弁はIGO(51%持分)と天斉リチウム(ウィンフィールドを通じた間接持分)が共同保有し、アルベマールが残り49%を持つ。ウォジナ合弁はBHP(40%)との共同保有でアルベマールが60%を持つ。同社はパナソニック、CATL、LGエナジーソリューションなどのリチウムイオン電池メーカーにリチウムを販売している。米国エネルギー省との調達協定も締結しており、国内サプライチェーン強化への高度製造イニシアチブを支援している。

注目点

キングスマウンテン・プロジェクトが2029〜2030年の予定通りに進捗するかどうかが、米国本土のリチウム採掘における規制効率の試金石となる。チリ政府による直接リチウム抽出申請の審査は、アタカマ塩湖での長期操業条件を試すことになる。リチウム価格の変動はアルベマール株の主要リスク要因であり、同社のアルゼンチンにおけるヘッジなし生産能力と密接に関連している。米国政策面では、インフレ削減法のEV税控除条項が米国・同盟国産リチウムの需要に直接影響しており、その立法上の安定性が投資家の核心的な注目点となっている。

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