生産量が消費量を下回るなか、インドが2026年9月まで砂糖輸出を禁止
2026年5月13日、DGFTは原糖、白糖、精製糖を「禁止」カテゴリーへ移行。消費が生産を上回る2シーズン連続の状況と、エタノール転用による純産量の低下を受けた措置
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概要
インドの商工省貿易総局(DGFT)は2026年5月13日、通知第16/2026-27号を発出し、原糖・白糖・精製糖の輸出区分を「制限」から「禁止」へ変更し、2026年9月30日まで適用する。市場には衝撃が走った。食料省が4月7日に輸出規制の予定はないと明言してから、わずか5週間後の方針転換だった。エタノール転用後の純生産量は2,790万から2,930万トンと推計され、国内消費量の約2,830万トンを下回り、期末在庫は危機的な水準に落ち込んでいる。世界市場ではニューヨーク原糖が2%超、ロンドン白糖が約3%上昇した。世界第2位の砂糖輸出国であるインドはすでに159万トンを出荷済みだった。2022-23年以来、最も包括的な砂糖輸出禁止措置となる。
対立の構図
インドの経済紙はこれを市場への衝撃と時期尚早な介入と位置付けた。タイや地域メディアの報道は、ブラジルとタイにとっての貿易転換の好機として捉えている。
数字で見る
- 2,930万トン: ISMAの生産見通し
- 310万トン(31ラーク): エタノール転用量
- 2,830万トン: 国内消費量
- 159万トン: 既出荷分
- 43万トン(4.3ラーク): 期末在庫
- 7.32%: 4月までの前年比生産増加率
- 2%超: ニューヨーク先物の上昇幅
- 3,360万トン: 米農務省による2026-27年度予測
なぜ重要か
インドは世界第2位の砂糖輸出国であり、この禁止措置は南アジア、東アフリカ、中東の価格に直接影響する。バングラデシュ、スリランカ、アフリカ諸国は代替調達のコスト増を迫られる。
注目点
9月30日前の禁止解除または延長の可否、2026年モンスーンのサトウキビへの影響、最低販売価格の改定、次回ISMA推計の内容。