ドーバルがBRICS安全保障責任者を主宰、インドが2026年議長国を務める
デリーで開催された第16回NSA会議がブロック内の断層線を浮かび上がらせる。中国がイラン戦争から独自の教訓を引き出す一方、テヘランは「国家テロ」への立場表明を要求、9月のモディ首脳会議を前に
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まとめ
インドは2026年のBRICS議長国を務めており、これで4度目となる。テーマは「強靭性・イノベーション・協力・持続可能性のための構築」。アジット・ドーバルNSAが2026年6月22-23日にニューデリーで第16回BRICS国家安全保障顧問会議を主宰した。テロ、サイバー、エネルギー、食料安全保障、新興技術のテロ組織による悪用など「非伝統的安全保障の課題」をテーマとした、議長期間中の最重要安全保障イベントだ。ナレンドラ・モディが訪問した安全保障責任者らを迎え、「変化する国際環境での」一層の協力を促した。ロシアのセルゲイ・ショイグと中国のワン・イーが出席し、ドーバルはブラジル、エチオピア、南アフリカ、ワン・イーと二国間会談を行い、インド外務省は「建設的」と評した。断層線が表面化し、イランは米イラン戦争後に「国家テロ」への立場表明を求め、中国は独自の教訓を引き出した。この会議は、2026年9月12-13日にニューデリーで開催が報じられる第18回BRICS首脳会議へとつながる。
数字で見る
- 2026年6月22-23日、第16回BRICS NSA会議、ニューデリー。
- 4回目、インドのBRICS議長国(2012年、2016年、2021年に続く)。
- 2026年9月12-13日、第18回BRICS首脳会議の予定日、ニューデリー。
- 主要代表団: ロシア(ショイグ)、中国(ワン・イー)、南アフリカ、ブラジル、イラン、UAE。
- 3回、6月22日にドーバルが行ったサイドラインでの二国間会談(ブラジル、エチオピア、南アフリカ)、中国との会談を加えると4回。
重要な理由
議長国はモディのグローバル・サウスへの影響力基盤であり、米国との貿易協定や中国との雪解けと並行して進められている。ドーバルがワシントンに秋波を送りながらワン・イーと会う場面にその綱渡り外交が凝縮されている。「国家テロ」をめぐるイランと中国の見解の相違は、ブロックが共通の安全保障路線から程遠いことを示す。
注目点
- 9月の首脳会議が報じられた日程通り開催されるか、モディが何を提案するか。
- ドーバル-ワン・イーの「正常化」トラックが国境や貿易での具体的行動にどこまでつながるか。
- イラン-中国の見解相違を経て、BRICSがテロについての共通言語に到達できるか。
- ウクライナとイランの両戦争でブロックが立場を固める中でのショイグを通じたロシアの役割。