インドと米国、7月24日の期限を前に合意なく交渉終了
ゴヤル商務相とグリア米通商代表が「相当な進展」を表明するも、主要課題は積み残し
Summary
ピユシュ・ゴヤル商務相と米国通商代表ジェイミソン・グリアは、ニューデリーで2日間の会談を行い、暫定二国間貿易協定の「包括的な検討」をしたと インドの商務省は述べたものの、突破口は開かれなかった。市場アクセス、デジタル貿易、サプライチェーンの強靱化、非関税障壁について双方が相当な進展を主張したが、未解決の問題が解消されたという兆候は示さなかった。時計は刻んでいる。7月24日に期限を迎える暫定10%のセクション122関税が失効すると、米国輸入品の多くは高い最恵国待遇税率に戻る。今回の会談はモディ首相とトランプ大統領のG7会議での協定の加速指示を受けて行われた。
Why it matters
7月24日までに暫定協定が成立しなければ、米印貿易の関税フロアが戻り、双方のコストを引き上げ、2030年までに二国間貿易5000億ドルを目指すニューデリーの「ミッション500」を停滞させる。会談の定型文は農業とデジタル分野の難問が依然として未解決であることを示唆している。
What to watch
- 7月24日までに署名済みの暫定協定テキストが完成するかどうか。
- 農業・乳製品アクセスに関する動向。インドのレッドラインだ。
- 交渉が難航した場合にワシントンが期限延長に応じるかどうか。