EUのグローバル・ゲートウェイが3000億ユーロ目標を達成、4000億ユーロへ引き上げ、新規旗艦事業の追加を停止
EUは2026年向けに256の旗艦事業へと整理統合し、引き上げた目標を追うが、欧州議会議員は資金の実際の行き先を追及
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要約
EUのグローバル・ゲートウェイは、2021-27年の3000億ユーロ動員目標を前倒しで達成したとし、2025年末までに約3060億ユーロに達したと述べ、目標を2027年末までに4000億ユーロへ引き上げた。2026年向けには理事会が256の旗艦事業(デジタル、気候・エネルギー、交通、保健、教育)を承認したが、新規旗艦事業は追加せず、整理統合にとどめた。柱にはロビト回廊、EUとナミビアのグリーン水素パートナーシップ、EU・南アフリカ間の47億ユーロのパッケージ、世界銀行との18事業のパイプラインが含まれる。だが欧州議会議員は、公表された巨額資金がどこから来たのか、「動員した」とされる資金が既存の援助や融資を包み直したものではないかを追及している。中国の一帯一路が2130億ドルという過去最高の年を記録するなか、EUの対抗策は本物だが、依然として発表ばかりで、実際に支出され建設されたインフラは乏しい。
数字で見る
- 約3060億ユーロ、2025年末までの動員額(2021-27年の3000億ユーロ目標に対して)。
- 4000億ユーロ、2027年末までの引き上げ目標。
- 256、2026年リストの旗艦事業数(新規旗艦事業の追加なし)。
- 47億ユーロ、南アフリカ向けに発表されたグローバル・ゲートウェイのパッケージ。
- 18、EUと世界銀行の共同による高インパクト事業パイプライン(エネルギー、デジタル)。
なぜ重要か
グローバル・ゲートウェイはEUの一帯一路への対抗策であり、「目標達成」は政治的な勝利だ。しかし二重計上された資金をめぐる欧州議会議員の追及と新規旗艦事業の凍結は、その弱点を露呈させる。すなわち、公表総額だけでなく民間資本を動員し実際の鉄と設備を届けること、それも2倍の速さで案件に署名する中国のプログラムに対して、である。
注視すべき点
- 4000億ユーロの目標が新規資金に基づくのか、名称を変えただけの資金の流れに基づくのか。
- ロビトとナミビアの水素という旗艦事業が、約束から建設へと進むかどうか。
- 2027年のグローバル・ゲートウェイ・フォーラムと、アフリカ回廊に関する新たな約束。