EUがウクライナ難民保護を2028年まで延長する一方、キーウの許可なき兵役適齢男性を除外する方針を提案
欧州委員会は6月26日、EU内の430万人のウクライナ人に対する一時的保護指令を2028年3月まで更新することを提案した。ただしキーウ自身が要請した新規制として、ウクライナの軍事動員規則の対象となる新規到着男性でキーウの出国許可を持たない者は除外され、欧州評議会はこの制限を批判している
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概要
欧州委員会は6月26日、EU内のウクライナ人に対する一時的保護指令(TPD)を現行の2027年3月の失効から1年延長し、2028年3月まで更新することを提案した。この提案はEU加盟国全体で現在保護を受けている約430万人のウクライナ人を対象としている。ただし、草案テキストは重要な新しい制限を導入している。ウクライナの軍事動員規則の対象となる新規到着のウクライナ人男性で、キーウから出国許可を受けていない者は一時的保護の対象外となる。関連の欧州委員によれば、この除外はウクライナ政府自身が要請したものである。この制限は遡及適用されない。欧州評議会人権委員マイケル・オフラハティはこの措置を「深刻な人権懸念」を生じさせると批判した。この提案はEU加盟国の特定多数決を必要とし、少なくとも15カ国(EU人口の65パーセント以上を代表)の承認が必要となる。
なぜ重要か
TPDは2022年以来、ヨーロッパにおけるウクライナ人の大半の移住管理の法的基盤となってきた。2028年まで更新することは、EUが近い将来の国内避難民の帰還という見通しを捨てたことを示している。兵役適齢男性への制限は、EU保護手段が交戦国による自国市民の出国許可を条件とした初めてのケースであり、将来の紛争による移住状況とEU・ウクライナ関係に対して示唆を持つ先例を作ることになる。