ペゼシュキアン、イランの約4か月に及ぶインターネット遮断を終了、IRGCが反発
大統領が記録的な長期遮断後の国際接続回復を命令。強硬派メディアは権限を否定し、体制内部の亀裂が露わに
リストに追加
リストはまだありません。
概要
Masoud Pezeshkianは5月25日、通信省に対しイランの国際インターネット接続を1月以前の状態に回復するよう命じた。翌日には部分的な回復が実施されたが、低速でフィルタリングは続いている。遮断は1月8日から始まり、数か月にわたってほぼ完全な状態が続き、記録上最も長い全国規模の通信途絶のひとつとなった。日次損失は7,000万から8,000万ドルと推算され、4月中旬までの累積損失は約18億ドルに上り、オンライン販売は約80%落ち込んだ。命令は第一副大統領モハンマドレザ・アレフ率いる特別本部を通じて実施され、9対3の票決で回復が支持された。IRGC系ファルス通信は大統領の権限を否定し、遮断は最高国家安全保障会議の決定であり同機関のみが覆せると主張した。X、テレグラム、インスタグラム、ワッツアップなどのソーシャルメディアは依然ほぼブロックされたままだ。今回の一件は、モジュタバ・ハメネイが最高指導者として地位を固めるなか、選挙で選ばれた政府と安全保障機関との亀裂を浮き彫りにした。
数字で見る
- 約4.5か月、1月8日から5月26日の部分回復までの遮断期間。
- 約7,000万から8,000万ドル/日、推定日次損失。4月中旬までの累積損失約18億ドル。
- 約80%、遮断中のオンライン販売の落ち込み。
- 9対3、アレフの特別本部による接続回復の票決結果。
なぜ重要か
大統領がインターネットを復旧できるかどうかは、誰がイランを実際に統治しているかの試金石だ。ペゼシュキアンが選挙で選ばれた政府の権限を再主張し、強硬派がそれを否定するこの構図は、改革派政権とIRGC・安全保障ブロックの間で続く戦後の権力闘争の地図を描き出している。
注目点
- ソーシャルメディアプラットフォームのブロックが解除されるかどうか。
- IRGCが「安全保障会議のみが決定できる」という主張をどこまで押し通すか。
- 水・電力不足をめぐる夏の混乱期間中に遮断が再発する可能性。