16日間で402発のパトリオット。イラン戦争が米国の迎撃ミサイル在庫を枯渇させる
エピック・フューリー作戦は、2年分の生産でも補充できない速さでPAC-3ミサイルを撃ち尽くした
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概要
2026年のイラン戦争(エピック・フューリー作戦)は、米国の迎撃弾庫がいかに薄いかを露呈させた。ペイン研究所は、米軍が最初の16日間で約402発のパトリオット迎撃ミサイルを撃ったと推計する。陸軍の予算文書が示唆するところでは、現行の契約率でこれを補充するのに2年以上かかる。ロッキード・マーティンは年約600発のPAC-3(1発約390万ドル)を製造するが、推計在庫はPAC-3/MSE約1000発で、年2000発への到達は7年かけてようやくと見込む。アナリスト(CSIS、AEI)はこの在庫低下を戦略的な警告と位置づける。一つの地域航空戦が、中国への抑止も支える在庫に負荷をかけたのだ。供給制約には試験能力と、中国が管理するガリウムやゲルマニウムが含まれる。
数字で見る
- 約402、エピック・フューリーの最初の16日間で撃たれたパトリオット(ペイン研究所)。
- 年約600、現在のロッキードのPAC-3生産。目標は7年で年2000。
- 約390万ドル、PAC-3迎撃ミサイル1発の単価。
- 約1000、推計される米国のPAC-3/MSE在庫。
- 2年以上、撃たれた分を現行の契約率で補充するのに要する期間。
なぜ重要か
迎撃ミサイルは現代の防空の律速要因だ。一つの高額な作戦で枯渇した弾庫は速やかに補充できず、劣化は緩やかで、在庫が細るほど多くの漏れが通り抜ける。それは、二つの戦域で同盟国と自国を同時に守る米国の能力に負荷をかける。
注視点
- 増産契約と第二の供給源が実際に生産を押し上げるか。
- 米国の再建と競合する同盟国の要請(イスラエル、台湾、ウクライナ)。
- ボトルネックを助長するガリウム・ゲルマニウムへの中国の輸出規制。