IAEAが20年ぶりにイランの不履行を認定
2月以降、保障措置が「法的に不可能」とされ査察官も締め出された状態で、IAEA理事会は6月12日にイランの不履行を宣言。機関はもはや核物質在庫を検証できない
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概要
2026年6月12日、IAEA理事会は、イランが核上の義務を不履行であると認定した。20年ぶりのことだ。この認定は、イランが2月に通常の保障措置が脅迫と「侵略行為」を受けて「法的に不可能かつ実質的に実施不可能」になったと通知し、機関が濃縮停止の有無や現在の在庫状況を検証できなくなったことを受けたものだ。不履行の決定はイスラマバード覚書と衝突する。同覚書はIAEA査察と核物質の格下げを想定しているが、テヘランは査察官の再受け入れに合意したことを否定し、ワシントンは6月22日にバンス副大統領の口を通じて合意すると主張した。この検証のギャップこそが、停戦・制裁解除の枠組み全体を支える根本的な争点だ。
数字で見る
- 2026年6月12日、不履行認定の日付。
- 20年、IAEAが前回イランを不履行と認定してからの年数。
- 2026年2月、イランが保障措置を「法的に不可能」と宣言した時期。
- 0、イランが査察官の再受け入れに合意したと自認している数。
なぜ重要か
検証がなければ、制裁解除と3,000億ドルの復興には監視の根拠がなく、イスラエルは攻撃の口実を持ち続ける。この認定は安保理に事案を委ね、スナップバック圧力を生かし続け、脆弱な停戦が崩れるコストを引き上げる。
注目点
- 査察官が実際にイランの核施設に戻るかどうか。
- この認定をめぐる安保理への付託またはスナップバックの動き。
- イランの在庫状況がそもそも再確認可能かどうか。