ラブロフ露外相とルビオ米国務長官、マニラでウクライナ戦争を巡り35分の会談
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とマルコ・ルビオ米国務長官が7月23日、マニラで開催中のASEAN地域フォーラムの場で35分間にわたる直接会談を行った。ルビオは米国が「無意味な戦争」の終結に向けて「建設的な役割」を果たす用意があるとしつつ迅速な合意への道はないと認め、ラブロフはキーウへの兵器供与継続は「受け入れられない」と伝えた。双方はアンカレジ合意の枠組みへの支持を確認し、連絡継続で合意した
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まとめ
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とマルコ・ルビオ米国務長官が7月23日、マニラのASEAN地域フォーラムの場で35分間会談した。ウクライナ戦争が3年目に入って以来、ワシントンとモスクワの最高レベルの直接外交接触だ。ルビオ国務長官は米国が「無意味な戦争」を終わらせる「建設的な役割」を果たす準備があると述べつつも、合意への「迅速な道はない」と警告した。ラブロフ外相はロシアの核心的条件を伝えた。米国によるキーウへの兵器供与の継続は「受け入れられない」とし、外交を前進させるには止める必要があると主張した。双方はいかなる交渉の基礎としても今年初めに署名されたアンカレジ枠組みへの支持を確認した。ロシア外務省はラブロフ外相がルビオ国務長官に前線の状況も報告したと述べた。同日、ゼレンスキー大統領はトランプ大統領の特使ジャレッド・クシュナーとスティーブ・ウィトコフと別途会談しており、ASEAN会合は非公式な三者的接点となった。ルビオ国務長官は同フォーラムの場でイランは「米国との合意を懇願しているが、まだ実行する準備ができていない」と述べ、記者らに対してウクライナとイランの二つの外交チャンネルを結びつけた。
見解の相違
タスとリア・ノーボスチはこの会談をロシアの外交的主導権として捉えている。モスクワは解決に向けて準備ができており、ワシントンはまだキーウに武装支援を続けているという構図だ。メドゥーザ(独立系ロシア亡命メディア)は会談の短さと具体的な進展がないことに着目した。APとNBCの報道は米国の準備態勢の表現を先頭に置き、武器条件を小さく扱っている。ユーロニュースとアルジャジーラはともにペルシャ湾も議題にあったと指摘し、マニラを二重の議題を持つ会談として扱っている。ラテンアメリカとアフリカの通信社はロイター/AP版を最小限の編集的枠組みで転電している。韓国と台湾の媒体はASEANの文脈に着目し、この会談を東南アジアが和平解決を望んでいるという外交的シグナルとして位置づけた。
数字で見る
- 35分、マニラでのラブロフ・ルビオ会談の時間
- ロシアのウクライナ戦争開戦からの日数は7月23日時点で1611日
- 2、同時に進行した外交チャンネルの数。マニラでのルビオ・ラブロフ会談と、キーウでのゼレンスキー・クシュナー/ウィトコフ会談
なぜ重要か
この会談はフィリピンで初の露米高レベル直接外交接触であり、東南アジアをウクライナ戦争外交の地図上に位置づけた。合意は成立せず共同声明も発表されなかったが、「連絡を継続する」との合意は、交渉が決裂ではなく継続中であることを示している。ラブロフ外相の武器停止条件が受け入れられれば、ウクライナへの米国武器の流れを止めることになり、キーウが安全保障の保証なしには受け入れられないと言ってきた事実上の停戦前提条件となる。ワシントンがこの条件に沈黙を守ってきたことは、それが譲歩されていないことを示している。
注目ポイント
- ルビオとラブロフが中立的な場で後続会談を設定するか、それとも次の接触を低レベルの特使に任せるか
- クシュナーとウィトコフとのウクライナ側の並行チャンネルがマニラでの立場と何らかの整合をもたらすか
- トランプ大統領が公言している「イランへの大規模攻撃に関する決断に近い」との発言がウクライナ外交に割く米国の余力をどのように形作るか
- ゼレンスキー大統領のマニラ会談に関する次の公式発言と、アンカレジ枠組みを支持するか距離を置くか