USTRが60カ国・地域に強制労働関税を提案、トランプ政権のIEEPA後の新関税手段
最高裁がIEEPA関税を無効とした後、Section 301が中国・インド・EUなど60以上の国・地域に行使される上限のない新たなレバーに
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概要
2026年6月2日、Ustrは60件のSection 301調査を完了し、強制労働禁止措置を実施していない14カ国・地域に10%、46カ国・地域に12.5%の関税を提案した。12.5%リストには中国・インド・ベトナム・日本・韓国・ブラジル・ロシアが含まれ、10%リストにはカナダ・メキシコ・EU・インドネシア・パキスタン・英国が入る。この動きは、最高裁が2月にIEEPAに関税権限を認めないと裁定した後のトランプの主要な関税手段で、Section 301には税率や期間の法定上限がない。意見提出は7月6日まで、公聴会は7月7日。トランプ政権が鉄鋼、アルミニウム、銅の関税を改定し米国産コンテンツ除外を新設および未解決のトランプ、USMCAを更新せず10年間の年次審査を発動問題と並行して進む。
数字で見る
- 60カ国・地域、調査対象(米国輸入の約99.4%をカバー)。
- 46カ国が12.5%、14カ国が10%、提案関税バンド。
- 3月12日、調査開始日。6月2日、認定発表。
- 7月6日、意見公募期限。7月7日、公聴会。
重要な理由
Section 301は、裁判所がIEEPA下でトランプから奪った幅広い関税権限を、人権執行策として再包装して取り戻す手段となる。税率・期間に上限がなく、カナダやEUなど同盟国も対象に含まれることから、米国は訴訟に強い形で貿易を勅命で再形成する耐久的な道具を手にした形だ。ブラジリアやブリュッセルとの関税戦争の新しい前線でもある。
注目点
- 7月7日の公聴会後、最終税率が提案水準で確定するかどうか。
- 中国・EU・その他12.5%対象国からの報復措置の脅威。
- Section 301の範囲を問う新たな司法上の異議申し立て。