米司法省、1996年設立以来一度も使われなかった「外国人テロリスト排除裁判所」に初の申立て
トランプ政権は7月19日、30年間休眠状態にあった秘密裁判所である外国人テロリスト排除裁判所(ATRC)に初の申立てを行った。同裁判所はテロ容疑のある非市民を機密証拠を容疑者に開示せずに強制退去させるために設けられた
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概要
米司法省は7月19日、AP通信によるABCニュースの報道によれば、1996年に設立されて30年間休眠状態にあった裁判所、外国人テロリスト排除裁判所(ATRC)に初の申立てを行った。ATRCは「反テロ及び効果的死刑法」の下で設立され、米国政府がテロ関与を疑われる非市民を、対象者に機密証拠を開示せずに強制退去させることを可能にする仕組みで、通常の米国移民裁判所システムを迂回する。申立ての対象者の身元は公表されていない。トランプ政権は2025年から移民取り締まりを加速するために国家安全保障法制の活用を拡大してきた。
なぜ重要か
ATRCの発動は、政府が強制退去手続きにおいて機密証拠を提出できるという同裁判所の異例の手続きが初めて実際に試されることを意味する。申立てが進めば、移民送還案件における機密証拠の活用方法に関する法的先例が設定されることになり、これはこの特定の仕組みを使って米国の裁判所がこれまで解決してこなかった問題だ。
注目すべき点
- ATRCが申立てを受理し、審問の日程を組むかどうか
- 申立ての対象者に関するより詳細な情報を示す可能性のある法廷文書
- 市民的自由団体によるATRCの機密証拠手続きへの法的異議申立て
- 移民取り締まり拡大を精査してきた議員を中心とした議会の反応