英国、制裁対象タンカーに乗船しシャドーフリート27隻を追加指定
英国王立海兵隊が英仏海峡で『スミルトス』を拿捕、数日後には船舶・保険業者・調達ネットワークを標的とする制裁パッケージが発動
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概要
2026年6月14日、英国王立海兵隊コマンドーと国家犯罪対策庁の職員が、英仏海峡においてカメルーン船籍のタンカー「スミルトス」に乗船した。同船は2025年10月以来、制裁対象のロシア産原油の輸送を理由にリストに掲載されていた。6月16日、英国はロシア制裁体制の下で11名の個人、32団体、27隻の追加船舶のほか、保険会社や海運サービス提供業者を指定し、OFSIの新たな傍受一般ライセンスも導入した。スターマー首相はこれを「ロシアへのさらなる打撃」と表現し、ゼレンスキー氏はロンドンに謝意を示した。クレムリンの使節は拿捕を問題のすり替えと一蹴した。報告によれば、その後少なくとも2隻の制裁対象タンカーが海峡から離れるよう針路を変えた。
なぜ重要か
シャドーフリートタンカーを物理的に傍受することで、ロシアの石油輸出コストが上昇し、船舶リスト掲載から実際の拿捕へという移行が明確になった。これによりロシア産原油の割引が拡大し、海上法執行の限界が試されることになる。