ECB、イラン主導のエネルギーショックを受け利上げ、2023年以来初
戦争による原油価格上昇が2026年のインフレ見通しを3.0%に押し上げ、成長停滞の中で預金金利が2.25%へ
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概要
2026年6月11日、ECBは三つの主要金利を25ベーシスポイント引き上げ、預金ファシリティ金利を2.25%、主要オペ金利を2.40%、限界貸出金利を2.65%とした。これは2023年以来初めての引き上げだ。この動きはホルムズ原油供給ショックの原油価格への影響に対応したもので、2026年のヘッドラインインフレの基準値が3.0%に引き上げられた。ユーロシステムのスタッフは戦争の商品価格・実質所得・信頼感への影響を挙げ、2026年から2027年の成長見通しを下方修正した。ラガルド総裁は今回の利上げがエネルギーショックへの対応であり、確約されたパスではないと強調し、成長が弱い中でも物価安定を擁護した。欧州株式市場は小幅下落した。
なぜ重要か
停滞する経済の中での利上げは「より長く高い水準」を示唆し、ユーロ圏を1970年代型のスタグフレーションリスクに直面させる。湾岸戦争が普通のユーロ圏の借入コストに波及してきた最も明確なサインだ。