アリババのQwen 3.7、上位モデルはAPI専用のクローズドに、下位は引き続きオープンウェイト
Qwen3.7-MaxおよびAgentバリアントの廉価版Qwen3.7-Plusはプロプライエタリ;オープンなQwen 3.6ラインはApache 2.0を維持
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要約
アリババは2026年半ばにQwenラインをティアで分割した。5月20日のアプサラサミットで発表されたQwen3.7-Maxはプロプライエタリなフラッグシップ。6月1日にはQwen3.7-Plus、マルチモーダルAgentバリアントがトークンあたりコスト約6分の1で登場した。両モデルともAlibabaクラウド経由のAPI専用で、オープンウェイトではない。オープンウェイトのQwen 3.6シリーズはApache 2.0を維持し、Qwen3.6-35B-A3Bがオープンの最上位候補となる。この構造はより大きな賭けを反映している。オープンな下位層が世界的な採用を促進し、プロプライエタリなフラッグシップがクラウド経由で収益化する。アリババを中国国内の完全オープンなDeepSeek V4と対峙させ、コンピュート・フロンティア競争を推進する。
数字で見る
- 2026年5月20日: Qwen3.7-Max発表(プロプライエタリ)。
- 2026年6月1日: Qwen3.7-PlusのAgentバリアント(プロプライエタリ、コスト約6分の1)。
- 100万トークン: Qwen 3.7のコンテキスト長。
- Apache 2.0: オープンなQwen 3.6ラインのライセンス。
なぜ重要か
アリババはコンピュート・フロンティアの問題をヘッジしている。クラウド収益を駆動するためにフロンティアをプロプライエタリに維持しつつ、開発者マインドシェアを保ちDeepSeekに対抗するために強力なオープン層を維持する。この階層化は、両者がAgentフロンティアを追求するなかでも、中国の主要AIプレイヤーがオープン性について異なる方向に向かっていることを示している。
注目点
- Qwen 3.7のオープンウェイト層がいつか提供されるかどうか。
- DeepSeek V4および米国モデルに対するQwen 3.7 AgentのベンチマークKPI。
- プロプライエタリ層からのAlibabaクラウドのAI収益の推移。