内戦で財政が逼迫するスーダンに対し中国が5000万ドルの債務を免除
中国はスーダンが抱える合計3億4452万元(約5000万ドル)の4件の無利子借款を帳消しにした。北京はスーダン武装勢力と即応支援部隊の間で続く内戦の中、アフリカのパートナーの債務負担軽減に動いている
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概要
中国は6月29日、スーダン財務省が確認した通り、スーダンに対する4件の無利子借款合計3億4452万元(約5000万ドル)を免除した。借款はいずれも2019年以前のものである。この免除によりスーダンの年間債務返済義務が約5000万ドル軽減されるが、スーダンの対外債務総額は約600億ドルに上る。中国はスーダン武装勢力と即応支援部隊の間の内戦において公式の中立を維持している。
なぜ重要か
この債務免除は、北京が2022年以降複数のアフリカ政府への無利子借款を帳消しにしてきたFOCACの枠組みに沿ったものだが、スーダンの現在進行中の内戦がこの国を非典型的な受益者としている。SAF-RSF紛争における北京の中立と、SAFと連携する中央政府への債務救済を組み合わせると、公式コミットメントなしに政府側の経済的利益と事実上の利害関係を共有していることが示唆される。スーダンの戦時経済にとって、5000万ドルの債務返済能力の解放は600億ドルの総債務負担に対しては限界的なものだが、SAF政府の国際的地位において象徴的な意義を持つ。