米英仏独、台湾東方沖での中国海警の哨戒を巡り初の共同警告を発出
4カ国共同声明は前例なく日本の「バリアント・シールド」演習と連動しており、NATOプラス連合が島の東側における中国の海洋圧力を台湾の内部問題ではなく航行の自由の問題として扱うシグナルとなっている
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概要
米国、英国、フランス、ドイツの4カ国は6月24日、台湾の東岸、すなわち太平洋に面した岸沖への中国海警船の展開が地域の安定と航行の自由に対する脅威を構成するとして協調した声明を発出した。4カ国のNATOプラス同盟国が台湾周辺での中国の海洋的威圧を単一の文書で共同提起したのは初めて。声明は日本の「バリアント・シールド」演習とも連動しており、同演習にはオーストラリア、カナダ、ニュージーランドも参加している。東岸への焦点は作戦上も重要だ。従来の中国による強圧作戦は台湾海峡西側に集中していたが、東側への拡大は台湾の海軍の脱出ルートを封鎖し、太平洋からの米空母打撃群のアクセスを複雑化させる。中国外務省は声明を「中国の内政への無謀な干渉」と呼んだ。
なぜ重要か
東側展開は戦略的地形を変える。従来の中国海警の存在は台湾海峡と台湾が管理するプラタス・太平島周辺に集中していた。台湾の太平洋側への移行は台湾海軍を自国沿岸に押しつけ、米太平洋艦隊が島の東方で空母打撃群作戦のために使う航路を脅かす。4カ国声明は、東側アプローチを台湾海峡という国内問題ではなく国際法上の航行の自由の問題として確立することを意図している。中国が東側展開を撤退せずに続けた場合、次の緊張の閾値は東側航路をテストする台湾の図上演習または実弾演習となる。