オーストラリア、中国の太平洋ICBM試験を「不安定化」と批判、ニュージーランドが海洋平和同盟への参加を検討
オーストラリア政府が中国の南太平洋でのICBM試験を「不安定化をもたらす」と批判し、太平洋の市民社会組織は軍備拡張の全面拒否を指導者に求めた。ニュージーランドはオーストラリアとフィジーが主導する海洋平和同盟への参加検討を表明したが、中国はこれに反対している
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まとめ
オーストラリアは中国の南太平洋でのICBM試験を「不安定化をもたらす」として正式に非難した。太平洋島嶼国担当政務次官セネター・ニタ・グリーンは、試験直後に首相、外務大臣、国防大臣から「強力な声明」が出たと述べた。太平洋の市民社会組織はさらに踏み込み、地域指導者に全面的な軍備拡張拒否を求めた。ニュージーランドは「共通の危険に対処するために行動する」ことを締約国に義務付けるオーストラリア・フィジー海洋平和同盟への参加検討を表明した。オーストラリアはニュージーランドの潜在的な加盟を支持した。ニュージーランド政府は中国の反対に怯むべきでないとも付け加えた。オーストラリア首相は試験発生時にFijiでソロモン諸島首相と同席しており、複数の指導者による調整された共同対応が可能になった。
見解の分かれ目
PACNEWSとPINAは、大国間競争の狭間に置かれた太平洋島嶼国という視点から報道し、外交的抗議と並んで市民社会の非軍事化要求を強調した。ニュージーランドのラジオNZによるニュージーランドの潜在的参加についての報道は、「参加する」ではなく「検討する」というウェリントンの慎重な言い回しを反映していた。フィードに中国政府の反応は現れなかった。中国の枠組みが欠如している点は、次回の情報収集で対応すべき課題として記録されている。
数字で見ると
- 3、中国のミサイル試験後に声明を出したオーストラリアの閣僚: 首相、外務大臣、国防大臣
- 1、問題となっている二国間防衛協定: オーストラリア・フィジー海洋平和同盟
- ニュージーランドの状況: 参加を「検討」、まだ確約なし
重要な理由
海洋平和同盟はAukusやThe Quadと異なり、中国がインフラ投資、警察協力協定、その後崩壊した中国・太平洋安全保障協定を通じて積極的に取り込もうとしてきた太平洋島嶼弧を明示的に対象としている。ニュージーランドの参加はこの協定の地理的範囲と外交的重みを広げる。中国のICBM試験が西側政府だけでなく太平洋の指導者や市民社会からも非難されたことは、北京のミサイルプログラムが中国が取り込もうとしてきた地域のパートナーを遠ざけていることを示唆している。
注目点
- ニュージーランドの海洋平和同盟加盟に関する正式決定とその時期。
- オーストラリアの「不安定化」という表現とニュージーランドの潜在的参加に対する中国の外交的反応。
- 協定外の太平洋島嶼フォーラム加盟国が加盟に向けて動くか、あるいは市民社会の非軍事化要求に明示的に賛同するかどうか。
- ICBM試験がパプアニューギニアとフィジーでの豪米の基地・アクセス交渉にどう影響するか。