中国がミャンマー反乱同盟を分裂させる、カチンがレアアース地帯を握る
MNDAAが旧同盟のTNLAからクッカイを奪取したことは、北京の国境圧力の下での兄弟同盟の崩壊を示す。中国国境近くのレアアース鉱山を握るKIAには、より長い猶予が与えられている
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概要
2023~24年にミャンマー軍を打ちのめした兄弟同盟は、中国の圧力の下で崩壊した。2026年3月、Mndaaは旧同盟のTnlaからクッカイを奪取し、戦闘員を拘束して貿易ゲートを押さえた。これは北京への再接近であり、中国はすでに2025年4月にMNDAAへラシオを軍政へ返還させていた。中国は国境貿易とパイプラインを守るため北部の各勢力に圧力をかける。例外はKIAで、バモー周辺の軍政拠点数十カ所を奪取し、中国国境近くのレアアース採掘地帯を握っている。これは中国産業に不可欠なサプライチェーンへの影響力であり、北京がKIAを停戦へ追い込むことにより慎重になる要因となっている。ミャンマーの国境地帯では、資源と支配は切り離せない。
数字で見る
- 2026年3月、MNDAAがTNLAからクッカイを奪取し、同盟が分裂。
- 2025年4月、MNDAAが中国の圧力の下でラシオを軍政へ返還。
- 約42%、抵抗勢力と民族軍が支配する領土(軍政は約21%)、監視団による。
- 96,000人超、2021年以降の内戦での死者(ACLED推計)。
- 360万人超、避難民(国連)。
なぜ重要か
北京は越境貿易を武器化して抵抗勢力の最強連合を打ち砕き、一発も撃たずに戦争を再び軍政寄りへ傾けた。KIAのレアアースをめぐる封鎖はその逆を示す。重要鉱物のサプライチェーンを支配することが、中国も容易には覆せない自律性をもたらし、世界のレアアース供給を内戦に結びつけている。
注視すべき点
- MNDAAとTNLAの戦闘が拡大するか、北京が北部戦線を再び凍結させるか。
- KIAからレアアース地帯を奪還しようとする軍政の作戦。
- KIAに対する中国の影響力と、KIAの採掘収入への中国の容認との綱引き。
- レアアース価格と中国の精製供給への波及。