米国防総省、枯渇した弾庫を再充填するため迎撃ミサイル生産を4倍に
SM-6の予算は85億ドル超に跳ね上がり、打ち切られたSM-3ラインも復活。だが完全な備蓄回復は2028年より前には戻らない
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概要
イラン戦争での在庫消耗に打ちのめされ、米国防総省は迎撃ミサイル生産を急拡大している。 SMファミリーの予算はFY26からFY27にかけて12.6億ドルから85億ドルへ跳ね上がる。 RTXはSM-6生産を年500発超へ、約125発の基準の4倍に引き上げる計画で、 SM-3 IBとIIAを加速させる一方、打ち切られていたSM-3 IBラインが調達に復活した。 MDAはFY26基本要求で25発のSM-3に調整措置の12発を加えて調達し、 SM-3 IIAは136発のうち114発を調整法案(42億ドル)で調達した。それでも 時間軸は容赦ない。当局者によれば、2025年以前の弾庫の深さは2028〜29年まで戻らず、 試験能力、認定サイクル、中国が握る重要鉱物に制約される。 パトリオットとTHAADの 穴が同じ動きを後押ししている。
数字で見る
- 12.6億ドル→85億ドル、SMファミリー予算、FY26からFY27へ。
- 年500発超、RTXのSM-6目標、約125発の基準から4倍。
- 136発中114発、調整措置で調達したSM-3 IIA(42億ドル)。
- 2028〜29年、2025年以前の弾庫の深さの最速回復時期。
なぜ重要か
資金は容易な部分で、制約となるのは生産量だ。支出とミサイルの間にある2〜3年の遅れは、 米国が大国間および地域の深刻なリスクの時期を通じて薄い弾庫を抱えることを意味し、 同盟国の再構築も同じ生産ラインを奪い合う。
注視点
- RTXが年500発のSM-6とSM-3加速の目標を予定通り達成するか。
- 生産量の制約としての重要鉱物(ガリウム/ゲルマニウム)の供給。
- FY27予算が急増を維持するか削減するか。