センチネルICBM、予算超過81%のまま依然として再編中
1,410億ドルのミニットマン後継機は2027年の初試験発射を目標とするも数年遅延、新規サイロ建設がコスト超過を引き起こしている
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概要
米空軍によるミニットマンIII ICBMの後継機LGM-35Aセンチネルは、ナン・マクカーディ法に基づく重大なコスト超過発覚から約2年が経過した現在も再編が続いている。ペンタゴンはプログラムを再認定したものの、総コストは81%増の約1,409億ドルに膨らんだ。超過分はミサイル本体ではなく、荒廃が進んでいると判断された50年前のミニットマン発射施設を流用せず新規サイロとコマンドインフラを建設するという決断に集中している。ノースロップ・グラマンはマイルストーンをこなしており、空軍は2026年末までに再編を完了し、2027年に初試験発射、2030年代初頭に初期運用能力到達を目指している。FY26予算は37億ドルを求め、議会はリスク低減のために和解で25億ドルを追加した。地上部門の遅れは軍備管理体制の失効と重なっている。
数字で見る
- +81%: コスト増加、総額約1,409億ドルへ。
- 37億ドル + 25億ドル: FY26要求額とリスク低減のための和解追加額。
- 2027年: 初試験発射の目標年。
- 2030年代初頭: 初期運用能力の達成見通し。
- 約2年: コスト超過発覚から依然として再編中。
なぜ重要か
センチネルは米国核三本柱の一翼全体を近代化するものであり、その遅延は老朽化したミニットマン部隊が計画より何年も長く運用されることを意味する。中国とロシアが増強を進めるなか、これほど大きなコスト増加は防衛予算全体を圧迫し、迎撃ミサイルの再構築にまで影響が及ぶ。
注目点
- 再編が実際に2026年末までに完了するかどうか。
- 信頼性の指標としての2027年初試験発射。
- ミニットマンIIIの延命でどれだけの期間ギャップを埋める必要があるか。