H5N1、夏の検出が増えるなか米国の家禽・酪農業界で拡大続く
500頭超の乳牛群と相次ぐ家禽被害が卵価格を高止まりさせるなか、研究者たちは新たな感染経路を解明しつつある
リストに追加
リストはまだありません。
要約
2026年6月現在、H5n1は米国の家禽業界および乳牛部門に根強く残っている。農務省の確認によれば、15州で500頭超の乳牛群が影響を受け、カリフォルニア州だけで約291群に及ぶ。2026年に殺処分された鳥は約1520万羽に達し、一般に殺処分から6-8週間以内に卵の小売価格が押し上げられる状況が続いている。CDCは2024年2月以降71件の人間への感染事例を記録しており、そのほとんどは軽症で農場関連としており、一般市民へのリスクは低いと見ている。研究者たちはハエ、牛乳の取り扱い、牛の精液を介した感染経路を調査している。欧州ではスペインが2026年4月1日に家禽の強制屋内飼育を解除するなど、一部で規制が緩和されており、地域間の乖離が鮮明になっている。
なぜ重要か
継続する殺処分と500頭超の感染群は米国の卵・家禽価格を高止まりさせ、低水準ながら注視される人間への波及リスクを維持している。食品価格に対するゆっくりとしたバイオセキュリティ上の重しとなっている。