ロッキードが350億ドルのTHAAD契約を獲得、湾岸戦争で在庫が枯渇した後の迎撃ミサイル生産を4倍に
7年契約が1月のフレームワークを発注に転換、中東需要が供給を上回る中で年間生産量が96基から400基へ引き上げられる
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概要
米国は6月24日、ロッキード・マーティンに対し、THAAD迎撃ミサイルの生産量を96基から400基へと4倍に拡大する最大350億ドル規模の7年間契約を付与した。これは国防総省の新たな調達改革戦略の下での最初の複数年一括契約の一つであり、1月の基本合意を確定発注に転換するものだ。その背景にあるのは在庫の枯渇だ。2025年6月の十二日戦争において米国と同盟国の砲台が発射した迎撃ミサイルは150基以上と報告されており、これはこれまでの全米国予算を通じて調達されたTHAAD弾薬の約4分の1に相当し、1基あたり約1200万ドルの在庫が大幅に減少した。湾岸諸国が需要の中心を担っており、UAEが2基、サウジアラビアが1基を運用し6基の追加導入を計画、カタールは2025年のパッケージで1基を取得している。
なぜ重要か
この戦争は、持続的なミサイル攻撃に対して迎撃弾薬庫がいかに脆弱かを露呈させた。複数年契約はロッキードに生産ラインを拡張するための需要シグナルを与えるが、1発1200万ドルという費用対効果は依然として攻撃側に有利であり、防衛側は安価なドローンと弾道ミサイルで消耗を強いられる。湾岸諸国とイスラエルの補充発注はこの生産ラインに懸かっている。