テキサス規制当局がERCOT『バッチ・ゼロ』を承認、データセンターへの系統接続を配分制に
PUCTが6月18日に新たな大口負荷プロセスを承認、接続枠を先着順ではなく送電容量と資金調達状況で配分
リストに追加
リストはまだありません。
概要
テキサス州公益事業委員会(PUCT)は2026年6月18日、ERCOTの大口負荷接続プロセス「バッチ・ゼロ」を承認した。ERCOT理事会は6月2日に手続き移行を議決していた。このフレームワークは75MW以上の負荷、大半がデータセンター、を対象とし、先着順ではなく利用可能な送電容量と申請者の準備状況(資金調達・サイト確保)に基づいて系統接続を配分する。ERCOTが追跡している大口負荷申請は約43万8,000MWで、うち約89%がデータセンターからのもの、系統のピーク容量は約85GWだ。バッチ・ゼロは待機列を混雑させる投機的な申請を排除することを目的とする。申請者は7月10日までに技術調査書を提出し、ERCOTは8月7日に区分を通知する。この改革はPJMの抑制姿勢と並行して進む。
数字で見る
- 2026年6月18日、PUCT承認日(理事会議決は6月2日)。
- 75MW、新バッチプロセスの負荷下限値。
- 約43万8,000MW、ERCOTが追跡する大口負荷申請量。うち約89%がデータセンター。
- 2026年7月10日、バッチ・ゼロ技術書類の提出期限。
- 2026年8月7日、ERCOTによるプロジェクト区分通知。
なぜ重要か
テキサスはリアルタイムで系統接続ルールを書き換えている。規制緩和・自由建設が売りのマーケットが、AI負荷への接続を資金とサイトの証明で絞り始めた。同様のデータセンター集中圧力に直面する他のISO・RTOが参照するテンプレートとなる。
注目点
- 43万8GWの申請のうち、バッチ・ゼロの準備フィルターを通過するものがいくつあるか。
- 開発者が資金調達・サイト確保基準を差別的として異議申し立てをするか。
- 8月の区分結果と、そこから読み取れる実際の(対投機的)負荷パイプライン。