宇宙軍が400億ドルを突破、議会がミサイル警戒とデータ転送層を強化
宇宙軍が400億ドルを突破、議会がミサイル警戒とデータ転送層を強化
FY26は研究開発費に12億ドルを追加、予算調整法案が宇宙センサーに72億ドル、迎撃システムに56億ドルを投入
概要
予算調整法案の資金を含めると、米宇宙軍の支出は400億ドルを超える勢いだ。FY26国防政策法案は宇宙軍の研究開発費に約12億ドルを追加し、低軌道データ転送ネットワークの拡張と宇宙配備型ミサイル警戒・追跡システムの強化に振り分けた。また次世代OPIR極軌道プログラム(ノースロップ・グラマンが主契約)に高度ペイロードスイートの追加を義務付けた。約263億ドルのベース予算要求に加え、予算調整法案は宇宙配備型迎撃システムに56億ドル、宇宙センサーに72億ドル、航空機搭載型標定衛星などに20億ドルを追加投入し、宇宙関連防衛支出の合計は400億ドルを突破した。ポートフォリオはリアルタイムで書き換えられており、ノースロップ・グラマンがミサイル警戒センサーを納入した直後にペンタゴンが関連プログラムを廃止している。この資金投入は対宇宙脅威とゴールデン・ドーム構想を反映している。
数字で見る
- 400億ドル超、予算調整を含む宇宙関連防衛支出の合計。
- 約263億ドル、FY26宇宙軍ベース予算要求。
- 72億ドル / 56億ドル、宇宙センサー / 宇宙配備型迎撃システム向け調整予算。
- 約12億ドル、データ転送とミサイル警戒向けFY26研究開発費の上積み。
なぜ重要か
米国は、次のミサイル戦闘でハイパーソニックに対抗するのは少数の高性能衛星ではなく、低軌道に大量展開したセンシングシステムと迎撃システムだと賭けている。この資金規模が、ゴールデン・ドームとミサイル追跡が実質的なプログラムとして機能するか、それとも核戦力近代化の財政的負担に押しつぶされる予算の犠牲者となるかを左右する。
注目点
- ペイロードスイート義務付け後の次世代OPIR極軌道プログラムのスケジュール。
- FY27が調整予算水準の資金を維持できるかどうか。
- 廃止されたプログラムが宇宙開発局の各レイヤーに統合されるか否か。