韓国人エンジニア創業・米国拠点のTwelveLabsが1億米ドルのシリーズBを韓国NAVERと米国NEAの共同主導で調達
Amazonは多年間のAWS Trainium契約で参加。動画特化型基盤モデルMarengoとPegasusの総調達額が2億700万米ドルを突破
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概要
韓国人エンジニアが創業し、サンフランシスコを拠点とするTwelveLabsは、2026年7月1日に米国のNEAと韓国のNAVER Venturesが共同主導するシリーズBで1億米ドルを調達した。Amazon、Radical Ventures、Index Ventures、Korea Investment Partners、Quadrille Capital、Red Bull Venturesも参加した。総調達額は2億700万米ドルを超えた。同スタートアップは動画特化型のマルチモーダル基盤モデルを構築しており、検索用のMarengoとテキスト生成用のPegasusを展開し、エージェント型の動画推論システムへの拡張を進めている。AmazonのTrainiumチップ上での推論稼働について複数年の契約を締結し、新モデルはAWSで先行公開される。2024年に実施した5000万米ドルのシリーズAはNEAとNvidiaのNVenturesが共同主導した。
見方の違い
米国のメディアはAmazonの観点からこのラウンドを報じる。大手クラウド企業が動画AI供給元を確保し、自社シリコンへ誘導するという構図だ。韓国の報道は同じ取引を国家的成果として捉え、NAVERとKorea Investment Partnersを前面に出し金額をウォンで表記する。この二つの視点は同社の実態を映し出している。米国で登録されているものの、株主構成は韓国色が強く、Amazonへのコンピューティング依存がある企業であり、米国のフロンティアラボとは異なる軸に位置する。
数字で見る
- 1億米ドル、シリーズBの調達規模。
- 2億700万米ドル超、累計調達額。
- 5000万米ドル、2024年シリーズA(NEAとNvidia NVentures)。
- 1500億ウォン、韓国で報じられた調達額。
- 2026年7月1日、発表日。
重要な理由
動画は機械可読性が最も低い大規模データタイプであり、検索可能にした者が監視、メディア、ロボット学習市場を掌握する。韓米の構造とAmazonのチップとの連携は、大手クラウド企業が独自シリコンへの供給源確保を目的に特化型基盤モデル企業に戦略的出資を行っていることを示す。これはフロンティアラボの大型ラウンドとは異なる、静かな業界再編だ。
注目点
- AWS Trainiumが動画モデルをNvidiaと競争力を持って提供できるか。
- NAVERがTwelveLabsの機能を自社の韓国・日本向け製品に組み込む動き。
- 動画特化型モデルがロボティクスやワールドモデルへ汎用化できるか。